白神山地は日本が誇る世界自然遺産!手付かずの大自然の魅力とは

白神山地は、屋久島と並んで1993年12月に日本で初めてのユネスコ世界遺産に登録されました。

 

行ったことはなくとも、日本国民なら誰しもが、白神山地という名前を聞いた事、ありますよね。どんな場所なのか?どんな特徴があるのか?どんな歴史があるのか?

 

日本の誇る世界自然遺産、白神山地の魅力をわかりやすくまとめていきます。

 

白神山地はどんな場所?魅力は?

白神山地という名前は知っていても、どんな場所かと聞かれれば説明するのって難しいですよね。

 

どこにあって、どんなところで、何があるのかを知れば知るほど、白神山地の魅力にどっぷりハマっていくに違いありません。それほど、白神山地は魅力的で不思議な場所なのです。

 

そんな白神山地の特徴や魅力をまとめました。

 

白神山地はどこにあるの?

白神山地とは、秋田県の北西部から青森県南西部にまたがった、およそ13万ヘクタールにまで及ぶ広大な山岳地帯です。

 

もう少しわかりやすく言えば、秋田県と青森県のふたつの県をまたいだ大きな森林のことですね。

 

白神山地はどんな場所?特徴は?

世界最大の原生的なブナ林が分布しています。ここには多種の動物たちが生息し、多様な植物たちが自生している貴重な生態系が保たれています。

 

特徴としては、この広大な自然にほとんど人の手を加えていないこと。すでにある遊歩道以外整備は行われておらず、まさに手付かずの大自然。

 

あるがままの自然の姿を思うままに堪能できる場所は、ここ以外にはほとんどないと言っても過言ではありません。

白神山地の魅力とは?

なんと言っても、手付かずの大自然が広がっている点でしょう。人の手で整備されていないにも関わらず、ここまでの美しさを長年保っているのは、白神山地の最大の魅力といって間違いありません。

 

また、これほど大規模なブナの原生林が残っているのは、現在に至るまで世界的にも例のないことで、これもまた白神山地の魅力であり、世界自然遺産に登録された大きな理由の一つです。

白神山地の歴史を知る

さて、白神山地がどれほど美しく素晴らしい場所であるかがわかりましたが、では白神山地はどのような歴史を歩んできたのでしょうか。

世界にも類を見ない広大なブナ林を持つ白神山地の歴史を簡単にまとめます。

白神山地の歩み 現在に至るまでの経緯は?

白神山地には、縄文時代から人が定住していたそう。平安時代以降も定住していた痕跡は残っていますが、はっきりしたことはわかっていないそうです。

しかし、白神山地の大部分は乱伐や開墾をされず、山地のままであったと考えられています。

 

白神山地が初めて歴史上の記録に表れるのは、旅日記『菅江真澄遊覧記』。

山奥で暮らしていた木こりたちの生活や、ブナを伐採し、下流へ運搬するために川に流すかどの仕事ぶりが記録されています。

 

このことから、人々が山とともに生活をしていた事は確かなようですが、白神山地の現在の様子からもわかる通り、あまり大規模な伐採は行われなかったようですね。

 

時代が進み、第二次世界大戦が始まると、燃料や飛行機の材料にするため、全国の森林で伐採が始まり、森林は荒れ果てました。しかし、白神山地は輸送の手間などの理由から、伐採の対象にはならなかったのです。

 

戦後には、ブナを利用するための技術が向上し、ブナの木材としての価値も大幅に見直されました。

そのため、ブナ林は伐採の対象となり始めます。白神山地もその例外ではありませんでした。

 

また、白神山地の周辺で伐採できるスギやヒノキ、ヒバなどの木がすでに少なくなってきていることからも、白神山地の広大なブナ林は、伐採対象の森林としてピックアップされてしまったのです。

 

林道が新設されると、徐々に乱伐の危機が白神山地に迫ります。

しかし、高度経済成長が落ち着いてきた頃、国や自治体の自然保護の手が入るようになります。ブナ林利用の手が迫りつつあった白神山地も、自然保護の対象になりました。

 

そして、林道開発計画への猛反対運動や、天然記念物の生息が発見されたこと、そして「森林生態系保護地域」に指定されたことなどから、白神山地は開発不可能な土地として、開発の手から完全に逃れることができたのです。

 

このような経緯から、白神山地は「取り残された大自然」として価値を認められるようになり、世界自然遺産に登録され、現在まで手付かずのままその美しさを保ち続けているのです。

まとめ

いかがでしたか。

白神山地といえば、広大なブナ林であるということは有名な話ですが、そこに至るまでの経緯となると、知らない方も多かったのではないでしょうか。

 

開発されそうになったこともある白神山地、どうにかその手を逃れて手付かずの大自然を守り続けてきたのは、どこか不思議で神聖な何かを感じてしまいます。

 

いつまでもこのまま、美しさを保ち、「最後の広大なブナ林」として人々の心に残り続けて欲しいものです。

 

この美しい自然を守るためのルールが定められているので、訪れる前にはそのルールを確認してから向かうと良いでしょう。

 

特に、入山するためには手続きが必要になりますので、入林許可申請をお忘れないようお気をつけ下さい。