2011年の夏にリニューアルオープンした日立市のプラネタリウム『日立シビックセンター天球劇場』。
科学館『サクリエ』も入っている『日立シビックセンター』内にあります。
茨城県日立市にある『日立シビックセンター』。 『日立シビックセンター』は音楽ホールやギャラリー、会議室にカフェや図書館、プラネタリウムも入った複合施設です。 [sitecard subtitle=関連記事 url=htt[…]
駅からも近く、駐車場もあるので電車でも車でも来場可能です。
『日立シビックセンター』の9階と10階からはみ出す天球は、目立ちます。
夜になると、そこが照らし出されていて、なんだか惑星のようで興味をひかれます。
星に興味がある人はもちろん、星に特に興味がなくても楽しめる上映のもプラネタリウムの良い所。
聞いた解説を誰かに話したくなったりするかも?
デートでロマンチックな星空を眺めに来るもよし、一人でぼんやり星空にひたるもよし、子供同士で遊びに行くとか、上映されるキャラクターのアニメーションなどを親子で楽しむのもまた良いですよね。
昼間に星をみられて、その日は特に夜にも星空をじっくりと眺めたくなりました。
基本情報
【劇場 座席数】
226 席
【料金 ★ひとつの上映につき】
未就学児 0円
小・中・高校生 200円
大人 500円
65歳以上 200円
(30人以上の団体だと割り引きあり)
※科学館とのお得なセット券もあり
天球劇場も科学館も値段は同じですが、科学館と天球劇場のセット券なら750円です。
別々で買うと大人料金は1,000円なので25%の250円もお得になります。
JAF会員やイバラキキッズカードでの割引もあり。
電子マネー・クレジットカード利用可能
【営業時間】
9:00~17:00
【所在地】
茨城県日立市幸町 1-21-1
日立シビックセンター内 9F
【電話番号】
0294-24-7711
【最寄り駅】
JR東日本 日立駅
中央口から徒歩3分
【最寄り 高速道路出口】
常磐自動車道 日立中央IC
【駐車場】
有り(208台)
地下駐車場 ··· 1時間無料
(1時間以降は30分ごとに100円加算)
システム充実の上映『天球劇場』とは
『日立シビックセンター』の9階にある『天球劇場』。
光学式とデジタル式を組み合わせて観客を魅せるプラネタリウムです。
プラネタリウムクリエイターの大平貴之さんという方が手掛けた『メガスター』(光学式プラネタリウム)なるシステムが導入されているのだとか。
開発されたのは1998年で、それまでは星を投影できるのは6千から3万個だったところ、150万個を映し出せるようになったそう。
そして日立市のプラネタリウムにあるのは、そのさらに進化系であり、1500万個まで投影できるのだとか。
個人差はありますが、人間の目で見える星は6等星までと言われています。
しかし、『メガスター』では天の川に存在する恒星達を含めて13等星まで表現しており、普段肉眼で確認することができない星まで観察することができるのです!
そして「uniview」(デジタル式プラネタリウム)という宇宙シミュレーションシステムでの高解像の映像投影。
コンピューターグラフィックスを高精細プロジェクター2台で投影し、臨場感のある宇宙の旅へ誘ってくれます。
より美しく詳細になったため、リニューアル前しか知らない人はその変化に驚くかもしれませんね。
最新技術の迫力の映像でも、星空の解説は録音ではなく、スタッフの方がマイクを通してその場でしゃべります。
アナログのあたたかさがありました。
ある子供むけの星空解説の時に、「どこにあるかみつけられますか?」とちょっとクイズみたいに質問も出て、どこかのお子さんが「あった!」と叫んだら、「あった?もうみつけられた人もいたんですね」と言ってくれてお客さんを喜ばせたり、ほっこりさせてくれました。
優しい語り口で、ゆったりした座席で、広がる星空···もしかしたらつい眠くなる大人もいるかもしれません(笑)
座席も上を見上げるのに良い角度なのかも。
そして柔らかいシートで、ある程度の固さがちょうどよくて、座り心地(やや寝転がり心地?)が良いので。
まずはエレベーターで9階へ
1階の受付でチケットを買ったら、エレベーターで9階に行くわけですが、ここでもちょっとした楽しみが。
ドアの反対の面はガラスになっていて、そちら側でエレベーターの外には映像が映し出されます。
高く上がっていくとみえてくる、夜景と高く飛ぶドローン、宇宙飛行士が手を振る姿、惑星。
暗くなって光って映し出される映像は、これから宇宙に行くという感じで楽しませてくれます。
ここも子供のお気に入りポイントです。
暗くなって後ろが光るから気が付くかもしれませんが、ドア側をむいたままだと見逃してしまいます。
エレベーターを出ると、左側は科学館で、右側がプラネタリウムの入り口。
劇場内には10分前から中には入れます。
自由席なので、良い場所に座るならお早めに。
スタッフの方によれば、上の席がオススメのようです。
下だと上を見上げるようになって、ちょっと首が疲れるのかもしれません。
席は段差がありますし、スクリーンは上のため、前の人の頭が邪魔で見えにくいということはないでしょうね。
イベント
字幕付きで上映してくれる「字幕付きプラネタリウム」だったり、0歳から入場可能な「ひよこプラネタリウム」では声を出したり、泣いちゃったりしてもOKという小さいお子さん連れでも安心な上映があったりも。
夜に屋上に出ての展望会などの開催もあったり。
みたかった上映スケジュールはもちろん、その時その時でどんな催し物があるのか、チェックしてからお出掛けの予定をたてるのが良さそうです。
上映スケジュールは行く前に調べておくのがいいです。曜日によって上映される内容が違っていたりもします。
好きなアニメで銀河をからめたストーリーから、星に興味を持つこともあるかも。
また、星空解説にも、キッズ向け、今夜の星、季節の星空、全編、といった種類があります。
そのプログラムで時間も変わります。
室温も快適なので、長く座っていても苦になりませんでした。
一年で一番寒い時期に行ったときも、夏休みの暑い時期でも、快適な温度だったように思います。
このシートの角度がまた絶妙なんですよね~。
解放感のある屋上へ
劇場内に入り口は一ヶ所で出口も一ヶ所。
上映が終わり案内される出口を出るとお手洗いがあります。
手前にバリアフリートイレ、そのすぐ奥は女子トイレ。
二つのエレベーターをはさんだ先に男子トイレがあります。
その反対側にはガラスドアが広がってあり、屋上に出られます。
10階の高さの屋外は解放感があります。
直径22メートルのドームも突き出ている部分があるので、見た目も面白いです。
芝にしてある場所はもちろん地面が柔らかいので、お子さんが走り回っても転んだ時の衝撃を和らげてくれます。
市内の小学生なんかは校外学習でここを訪れて、お昼はこの芝の上にシートを広げてご飯を食べたそうですよ!
ガラス面になっている場所から海も見えるので、晴れている時の景色はやはりオススメです。
星空を身近に、楽しく学べる
天球劇場のプラネタリウムは、大人の私も上映されるアニメーションで実際に浮かんだり、進んでいるような錯覚を楽しめるのがクセになります。
上映内容に新たなものがどんどん出ますが、その度に行きたいと思ってしまうくらい!
星空の解説では、今いる施設の屋上から見た景色との星空をみせてくれるところも、身近に感じさせてくれるので気に入っています。
解説を聞いた日は、夜になって星空を眺めて子供と一緒に「あれがオリオン座だから冬の大三角はあれだ!」とさっそく見つけて楽しみました。
夏休みに星空を観察しようという宿題も、ここのプラネタリウムのおかげで楽しく進みました。
科学館『サクリエ』と合わせたスタンプラリーも有って、楽しく学習する工夫がたくさん盛り込まれています。
何度でも訪れたくなる『天球劇場』へ足を運んでみてはいかがでしょうか。