茨城県の出雲大社『常陸国出雲大社』とは

『出雲大社』といえば、行ったことはなくても皆さん名前くらいは聞いたことがありますよね。

では『常陸国出雲大社』は?

『常陸国』とは現在の茨城県あたりです。

茨城県は笠間市に『常陸国出雲大社』はあります。

今回は『常陸国出雲大社』について解説しつつ、案内をしていきたいと思います。

 

基本情報

 

【住所】

〒309-1634

茨城県笠間市福原2001

【電話番号】

0296-74-3000

受付時間 8:00~9:00

電話をかける

 

【ホームページ】

茨城県の縁結びなら常陸国出雲大社

茨城県笠間市にある常陸国出雲大社は縁結びで有名ですが、結婚式・神葬祭でもご利用いただけます。皆様に幸せなご縁がありますよ…

【開門時間】

8:00~17:00

【駐車場】

300台くらい

P1駐車場は境内に最寄りかつ坂の上のため参拝しやすいが、込み合う。

P2・P3駐車場は坂の下なので境内まで坂を登る必要あり。

【最寄り駅】

JR水戸線 福原駅

【最寄りIC】

北関東自動車道 笠間西IC

 

常陸国出雲大社の御祭神は『大国主大神』

 

そもそも出雲大社で祀っている神様は『※大国主大神』といい、出雲大社から分霊して祀っているのが常陸国出雲大社です。

また、大国主大神の御使い神として『龍蛇神』と、大国主大神と国造りをした『※少名彦那大神』がともに祀られています。

 

※・・・神様の表記は多数ありますので、常陸国出雲大社に合わせた表記をしています。

【大国主大神(オオクニヌシノオオカミ)とは】

大国主大神はヤマタノオロチを討伐したスサノオの子孫です。

オオクニヌシと名乗る以前はオオナムチ(表記がいっぱいなので取り敢えずこれで)と名乗っていました。

国造りの神、農業の神、薬の神、禁厭(まじない)の神とされています。

『国造りの神』とは、日本の国を造った神様ということを指しています。

 

【大国主大神と因幡の白兎】

これは大国主大神の有名な逸話だと思います。

人柄(神柄?)が良く現れているお話です。

 

まだオオクニヌシがオオナムチと名乗っていた時のこと。

稲羽(いなば)にヤガミヒメという素敵な女性がおり、オオナムチとその兄弟達が求婚に向かいました。

オオナムチは兄弟達に嫌われていたため、旅の荷物を押し付けられ従者のような扱いでした。

ある時、一行の前に皮を剥がれた一羽の兎に出会います。

哀れな兎を見たオオナムチの兄弟達はからかってその兎に嘘の治療法を教えて苛めました。

嘘の治療法で傷だらけになった兎が最後に出会ったのが、荷物を押し付けられて最後尾にいたオオナムチです。

心優しいオオナムチは、兎に正しい治療法を教えて傷を癒しました。

すると兎は、オオナムチがヤガミヒメを娶ると予言します。

そして予言通り、先にヤガミヒメの元に辿り着いた兄弟達はヤガミヒメの心を射止めることはできず、最後にやってきたオオナムチと結ばれます。

 

【大国主大神とスサノオ】

大国主大神は妻が複数おり、その内の一人はスサノオの娘です。

その娘はスセリビメといい、スセリビメと結ばれるための試練的なエピソードが『オオナムチ』から『オオクニヌシ』へと名を改めるきっかけとなります。

また、『出雲大社』が建立されるルーツでもあります。

 

オオナムチが兄弟達に苛められていたのは上記でも出てきましたが、それも度を超してきて、オオナムチはスサノオのもとへ保護してもらいに行くのですが、そこでスサノオの娘のスセリビメに一目惚れ。

二人は恋に落ちます。

スサノオも父親なので娘が可愛い。

『娘にたかる不細工が!』

『娘にたかる不届き者が!』

と、スサノオはオオナムチはスセリビメとの結婚を認めません。

無理難題をオオナムチに課し、試練を与えます。

それをスセリビメと二人で乗り越え、二人は駆け落ちします。

ヤマタノオロチを討伐する程の豪傑であるスサノオを知恵で出し抜き、スサノオの太刀と弓、天の沼琴を持って逃げ出しました。

髪を柱に縛り付けられ、大岩で出入口を封鎖されて足止めされたはずのスサノオは、それでも二人を追ってきます。

しかし、二人に投げ掛けられた言葉は二人の結婚を許すものでした。

その代わり、スサノオは条件を出しました。

一つはスセリビメを正妻にすること、もう一つは立派な家を建てて住むこと。

娘を思う父親ですね!

また、粋なことに奪っていった太刀と弓でオオナムチを苛めていた兄弟達を追い払い、『オオクニヌシ』と名乗れと言い放ったのです。

その言葉通り、兄弟達を追い払い、日本の国を造りました。

 

【大国主大神の国造り】

オオナムチ改めオオクニヌシは、葦原中国(アシハラナカツクニ)で国造りを始めます。

国造りのため奔走していると、出雲の美保の岬で海からガガイモでできた船に乗ってやってきた小さな神様に出会います。

紆余曲折を経てカミムスビノカミの子のスクナヒコナであることが判明。

カミムスビノカミがスクナヒコナと二人で国造りをするように言い渡し、オオクニヌシとスクナヒコナは兄弟分となって国造りをします。

ところが国造りの途中、スクナヒコナは常世国に行ってしまい、オオクニヌシは途方に暮れます。

そんな時、海から光輝く神様(オオモノヌシ)が現れます。

その神様が言うには、『自分を祀ってくれるなら国造りに手を貸しましょう』とのこと。

オオクニヌシはそれを約束し、国造りを完成させます。

ちなみにその神様は奈良県の三輪山(三諸山)に祀られています。

 

【大国主大神と国譲り】

オオモノヌシの力を借りて豊かな国を造ったオオクニヌシでしたが、高天原のアマテラスから声がかかります。

曰く、『その土地は私の子孫に治めさせるので国を譲りなさい』と。

オオクニヌシは何とか抵抗して見せますが、派遣されてきたタケミカヅチにとうとう降参します。

その代わりとオオクニヌシは条件を出します。

それは、アマテラスの子孫達が住まう宮殿と同じくらい立派な宮殿を建てて住まわせてほしいということでした。

それをタケミカヅチは了承し、国譲りが行われます。

代わりに建ててもらった宮殿こそ、出雲大社の元になった建物なのです。

 

【大国主大神と大黒天】

大黒天と言えば七福神の中で福袋と打出の小槌を持った姿で描かれています。

『大国』と『大黒』が通じ、神仏習合で同一視されるようになりました。

どちらも豊穣を司る神様ですので、共通点はあります。

 

参拝方法

 

現在、大鳥居から拝殿へのルートは社務所新築のため通り抜けできません。

拝殿から真っ直ぐ伸びている坂道か、西側の灯籠の坂道から拝殿へ向かってください。

どちらにしても坂道なので少し大変ですが頑張って❗

拝殿から真っ直ぐ伸びているルートから拝殿へ向かうと左手に、西側の灯籠の坂道から拝殿へ向かうと右手に手水舎がありますので、お清めを。

コロナ以前はこんな水が流れるレールなんて無かったのですが……

 

拝殿では他の神社とは少し違う作法で参拝します。

二礼四拍手一礼(二拝四拍手一拝)

これが出雲大社の作法です。

お賽銭を入れたら2回お辞儀して4回手を叩き1回お辞儀します。

一般的には『二礼二拍手一礼』が作法です。

 

摂社

 

 

摂社とは、神社で祀っているメインの神様(主祭神)の他に、主祭神に深くまつわる神様を祀っている小さな社になります。

常陸国出雲大社では二柱の神様を摂社で祀っています。

 

【龍蛇神社(りゅうじゃじんじゃ)】

 

龍蛇神は大国主大神の御使神です。

出雲では旧暦の10月を『神無月』ではなく『神在月』と言います。

これは10月に全国の神様が出雲に集まって話し合いを行うからです。

出雲以外の地域は神様がいなくなるので『神無月』、出雲では神様が集まっているので『神在月』となるわけです。

その集まってくる神様達を迎えるのが龍蛇神のお仕事となります。

ご利益

●火難・水難除け

●血の道

●土地の禍事

●家の繁栄

●商売繁昌

 

【薬神神社】

薬神神社では『少名彦命』を祀っています。

主祭神である『大国主大神』の相棒です。

オオクニヌシと共に国造りを行った功労者です。

ガガイモの船で海からやってきたことからわかる通り、小さい体であり、『一寸法師』のモデルになったという説もあります。

病に倒れたオオクニヌシを、温泉を持ってきて治療したエピソードから『医薬の神』『温泉の神』とされています。

また、お酒の作り方を広めたことから『お酒の神』ともされています。

ご利益

●病気平癒

●癌封じ

●火難・水難除け

 

境内の施設

 

【林彩館】

茨城県笠間市出身のアーティスト、伊藤遠平さんが常陸国出雲大社周辺の自然からイメージして作出した『モクモクフー』の世界を『林彩館』にて展示しています。

もともとは米蔵だったものをアトリエ兼展示スペースとして秋田から移設したものです。

毎日観覧できるわけではないので、開館日を確認してください。

 

開館日カレンダーを見る

 

【出雲館】

 

PaiR GLASS GALLERY

 

【営業時間】

10:00~16:30

水曜日定休

 

【電話番号】

0296-74-2948

電話をかける

 

【概要】

ガラス細工を展示、販売しています。

季節柄のものや干支のモチーフ、贈り物に最適なワイングラスや器などキラキラと美しい作品がならんでいます。

 

食事処『ぷりえーる』

 

【営業時間】

10:00~16:30

ラストオーダー 15:30

水曜日定休

※神社行事がある時は水曜日も営業

 

【電話番号】

0296-74-2948

電話をかける

 

【概要】

常陸秋そばや稲庭うどん、オシャレなスイーツを提供するレストラン。

美しいガラス細工と自然を眺めながら食事ができます。

 

ガラス工房 神魂(かもす)

 

【営業時間】

10:00~16:30

水曜日定休及び不定休

 

【料金】

吹きガラス体験 1名30分

4,400円(税込)

 

 

【電話番号】

0296-74-2948

電話をかける

 

【概要】

宮司さんが工房長のガラス工房。

『かもす』は『神坐す(かみます)』の転訛です。

つまり、神様がいるよ、ってこと。

神様のいる工房なんて素敵ですね!

 

【桜林館】

 

1階/ギャラリー桜林

 

【開廊時間】

10:00~16:00

水曜日休廊

 

【料金】

入場無料

 

【電話番号】

0296-71-6700

電話をかける

 

【概要】

『桜林館』一階にあるアートギャラリー。

年4回程度、主に日本人アーティストの企画展を催し、展示・販売を行っています。

 

2階/披露宴会場・会食会場

直売会の会場にもなっています。

 

【古札収納所】

 

御守りや御札を頂いたら、1年後にお焚き上げをしてもらいます。

もちろんピッタリ1年じゃなくて大丈夫ですよ。

1年の間、守ってくれてありがとうございました、という気持ちのもと、社務所隣辺りにある『古札収納所』に御守りや御札を返納しましょう。

 

【大鳥居】

 

現在、社務所工事のため大鳥居の奥の道は通れません。

 

【大しめ縄】

 

出雲大社といえばこれですよね。

島根県の出雲大社にも、茨城県の出雲大社にもあります。

しめ縄は『ここから先は神聖な場所ですよ』という看板のようなものです。

スピリチュアルな話をするならば、人の世界と神様の世界を分けるための結界であり、神様の力を結界の中に閉じ込めておく意味もあるのだとか。

 

話は変わりますが、このしめ縄は他の神社のしめ縄とは逆向きに備え付けられているのはご存じでしょうか?

神社神道において上位は神様に向かって向かって右側。

これが通例ですが、出雲大社においては逆となっており、客座五神も一番位の高い神様を一番左に祀られています。

そしてしめ縄も綯い始め(ないはじめ)を左に、綯い終わりを右側になるように据えられています。

江戸時代の祭事においてお供え物を左から右へ進めていく習わしがあることからも、出雲大社では古くからの習わしに合わせているのだそうです。

 

またまた話が変わるのですが、これ大事なことです!

このしめ縄のこの部分に硬貨を投げ入れる姿を良く見かけます。

これ、罰当たり行為なのでご注意ください。

しめ縄は神聖なものです。

お賽銭箱ではありません。

ちゃんと出雲大社のホームページにも書かれています。

物理的な話をするなら、異物を挟み込めばその分しめ縄は傷みます。

縁起が良いどころか不敬にあたるので、間違った知識で罰が当たらないようにしましょう。

 

まとめ

 

長々と解説して参りましたが、少しでも参考になりましたでしょうか?

常陸国出雲大社での主祭神は『大国主大神』。

摂社に『少名彦那大神』と『龍蛇神』を祀っている。

境内内には『出雲館』『林彩館』『桜林館』が建っていて食事をしたり、工芸品や美術品を楽しむことができる。

出雲大社は独特のルールで動いている。

しめ縄にお金は入れないように。

こんな感じのことを解説しました。

興味を持っていただけたら是非参拝してみてください!

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