2019年の夏にリニューアルして、名前も東滑川海浜緑地から「東滑川ヒカリモ公園」になった日立市にある海に面した公園です。
ヒカリモの観察もでき、複合遊具もあり、海を眺めての散歩や、健康広場で体を動かしたりも可能、そして浜辺にもおりられます。
ショッピングモールとも歩道橋でつなげられているため、遊びにいく前や後に買い物や食事も可能。
さらに駐車場の隣には温泉スタンドがあって、温泉を汲んで持ち帰ることができますよ!
今回は、そんないろんな要素をぎゅっと詰め込んだ東滑川ヒカリモ公園をご紹介します。
基本情報
【住所】
茨城県日立市東滑川町5-13
【駐車場】
約 40台 (駐車無料)
【トイレ】
一ヶ所 入り口すぐ
【最寄り駅】
小木津駅
【高速道路】
常磐自動車道
南···日立北インター
東···日立中央インター
黄金色に光る藻を観察
公園の名前からも分かるかもしれませんが、園内にはヒカリモが生息しています。
ヒカリモとは『光藻』と書きます。
生息するのは水のきれいな洞窟や日陰の池と言われており、光を反射させて黄金色に光ってみえるという種類の藻。
ちなみに光ってみえる仕組みについて、ハッキリとは解明されていないんだとか。
そんな神秘的なヒカリモ、不思議な輝きを観察できます。
光を反射して光るので、日が沈んでいたり日のあたり具合によっては光る姿を確認できません。
正直言って公園の名前からすると、ここにいますよ!というアピールは控えめな気もしますが、そこは探してみつける楽しさがあるかもしれません。
「遊歩道の数ヵ所に大小様々」みられるので、是非みつけて欲しいです。
国内最大級のヒカリモ群生地を誇る東滑川ヒカリモ公園。
しかもヒカリモというのはほとんどが春先や初夏くらいに光るそうですが、ここでは一年通して光ってみえるとのこと。
2011年の東日本大震災の時には、津波がきて海水が入ってしまいました。
その直後には姿を消してしまったヒカリモですが、その年の秋頃にはまた光る姿がみられていたそう。
そんな強いヒカリモ、なんだかご利益がありそう?
子供たち興奮の遊具
駐車場から、園内にむかって進むとまず迎えてくれるのが海のみえる場所にある複合遊具。
くぐったり、渡ったり、すべったり、のぼったりと子供はアスレチックに夢中になります。
これは良い運動になります!
お昼寝させるのにバッチリかも。
カラフルな作りで見た目にもなんだかワクワク。
さらに遊具に行くまでが坂になっているので、そこでは土手すべりをするお子さんが盛り上がっていたりも。
100円ショップなどでも買える、ジュニアスライダーが活躍しているのを見かけます。
もちろん坂をおりるのを怖がるお子さんや、まだ小さくて転びそうで危ない場合には、歩道があるので階段から遊具にも行けるので安心ですよ。
砂浜を散歩
遊歩道を行くと浜辺におりられます。
寄せては返す波、潮風と波音に癒されます。
砂浜なので歩くと足がとられたり靴に砂が入ったりもするので、サンダルを持参するのもありですね。
砂浜を散歩するのは気持ちが良いのでオススメ。
ボーッとしたい時にも良さそう。
晴れてる日の海は、光を反射させてとても綺麗です。
我が子は海の反対方向をみていて、崖のような石の壁をアリがのぼっていく姿に夢中になっていました。
自分の体の何十倍もありそうな壁をまっすぐ上にのぼるなんて確かに人間では考えられないですよね。
途中までのぼったのに、下にポトリと落ちてもまたのぼっていく姿を子供につられて夢中で応援してしまったのも今となっては良い思い出です。
それからはここに行く度ついつい見てしまうようになりました。
グミ島と記念撮影
東滑川ヒカリモ公園の海辺には、グミ島というウミウの集まる大きな岩の塊のような大小2つの島が波打ち際に並んでいます。
そして遊具の場所のそばに、グミ島のフォトスポットがあります。
季節によっては島にウミウが休んでいる姿もみられて、その姿を見ているとなんだか和みます。
好きな人は双眼鏡を持参してみては?
ウミウが羽を広げて止まっている姿をみかけますが、羽を乾かしているからなのだとか。
水をはじくタイプの羽ではない鵜ならでは。
ジッとしているので写真にも撮りやすいポーズといえそうです。
市内には国内唯一のウミウ捕獲場を一般公開をしている場所もあり、日立市はウミウを「市の鳥」のシンボルにしているそう。
健康遊具で運動
遊歩道を進むと、健康遊具がある場所にも行けます。
背筋をのばしたり、脚をのばしたりなど5種類の遊具。
無理なく運動ができます。
一つ一つの遊具がそれなりに離れているので、他に人がいてもゆったりできる気がします。
遊歩道を散歩、遊具で運動。
健康的な時間を過ごせること間違いなし!
さらにここの良いところは、なんといっても景色だと思います。
高い位置なので、日当たりは良いですし海が見えます。
海を眺めながら体を動かすのも気分が良いものでした。
一息つきたいときにも、目の前に海がみえるのはなかなか贅沢な気がします。
温泉の持ち帰りも!
駐車場の隣にある温泉スタンドは、無料で温泉を持って帰ることができます。
しかもここは24時間。
いつでも好きな時間OK!ポリタンクを持参してる人を何度もみかけています。
蛇口をひねるだけの手軽さで、無料で、いつでも行けるお得さ。
温泉の効果の中には、冷え性や、慢性皮膚病、動脈硬化性、神経痛などの他に、疲労回復や筋肉痛もあるので、遊んで疲れた体を、家庭で温泉で休んで楽しむことができてしまうんですよね。
ただし、10倍以上に薄めて使用という注意も。
まとめ
海岸と一体化している公園で、ショッピングモールにもつながっている作り。
自然を満喫できて、便利さもすぐそばという立地の公園です。
モールにつながる歩道橋は、道路の上なので高いところや、車をみるのが好きな子供にもウケが良いと感じています。
歩道橋の先はお店の屋上で、そこにもお子さんが喜ぶ遊具があるのでここでも遊べます。
もしかしたら疲れて早く帰りたいお父さんお母さんなら複雑な気持ちになるかも?
でもそこを少し進むと足湯もあるので疲れを癒すのにぴったり。
モールで買い物や食事をすませたり、温泉スタンドで温泉を持ち帰ったりするもよし、楽しみ方が広がるのがこの公園ではないでしょうか。